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■ IPMの考え方 |
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環境を汚さないように、いろいろな方法を併用して殺虫剤の使用量をできるだけ抑えて害虫を防除しようというのが総合防除(Integrated Control)です。ある地域全体に出没する害虫の全てを同時に総合防除の方法でコントロールすることを総合的害虫管理(Integrated Pest Management)といいます。これは農業害虫の分野で考え出されたものです。 |
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■ IPMの発展型管理手法【TPM】 |
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当社では他社にさきがけて工場など産業界の屋内害虫防除にIPMの思想を導入し、独自の考え方でこの方法を発展させてきました。これがテイソー・ペスト・マネージメント【TPM】です。各種食品、医薬品、化粧品、半導体、医療器材、容器・包装材、フィルム、製紙、繊維、金属等々のあらゆる産業界で対策に悩んでいる異物混入、特に虫混入問題を最も経済的に解決する最善の方策です。これは一定の処法があるのではなく、それぞれの工場などでどんな虫が住みつき、どんな虫がどこから侵入するかを調査したのち、各々の工場に応じて虫の発生、侵入、製品への混入を防止する最適の総合的処法を考え出すものです。 |
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■ TPMシステムの流れ |
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■ TPMの管理モデル |
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↓画像をクリックするとPDFファイルで閲覧できます。 |
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■ 防虫コーキング |
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近年、粘着トラップによるモニタリングの精度が上がってきたこともあり、 特に製薬工場のクリーンルーム内でチャタテムシ類やトビムシの生息が確認されるというケースが多々見られるようになってきました。
このような背景として、クリーンルームへの工事などによる物資に付着しての持ち込みや隣接区画からの拡散ということが考えられますが、何度も同じ箇所で見つかるのであれば、「定着している」と判断され、発生源対策が
必要になってきます。チャタテムシ類やトビムシはクリーンルーム内では温湿度が一定であり、繁殖しやすい状況下で大暴発生に至ることもあります。 混入異物となりうるため、積極的に排除しなければなりません。防虫コーキングは環境改善の一環として、恒久対策となりうる有効な手段としてお勧めできます。
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ヒラタチャタテ |
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■チャタテムシ類やトビムシ
実はクリーンルーム内で見つかります。通常、持ち込まれた初期などは清掃管理の強化等の対策を施すことで終息しますが、定着して、繁殖している場合もあります。この場合は恒久的な対策と臨時対策の両方を実施することが望ましいと言えます。チャタテムシ類の中でもコナチャタテ科 Liposcelididae に属する種(ヒラタチャタテ Liposcelis bostrychophilus Badonnel,1931,が多いとされています)が問題になることが多いです。トビムシ Collembola もよく問題になります。クリーンルーム内ではアヤトビムシ科 Entomobryidae に属する種が多いようです。家屋内におけ る詳しい生態は不明な部分が多いですが、とりわけ床や壁面下方のひび割れた箇所(クラックと呼んでいます)や、コーキングの抜け落ちている箇所、設備の台座などが定着箇所となっている ことが多いです。またこのような箇所は壁の中などで発生していた場合、侵入ルートともなり得 ます。これらの箇所はチャタテムシ類やトビムシの安定した生活場所となっているのでしょう。
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■防虫コーキングの特徴
弊社の防虫コーキングは、専門のコーキング職人が行います。更に防虫の知識も備えた「防 虫のためのコーキング」の職人です。これらの職人は社内資格認定により、「防虫コーキング技術者」として認定され、お客様に品質の高いサービスを提供できるような体制を整えております。虫の目線で、彼らが生息できる僅かな隙間(弊社試験でヒラタチャタテ成虫が通れる隙間 は0.3mmという結果があります)も逃さずコーキングを行うこと、これは弊社独自の高品質な サービスであると自負しており、特に近年多くのオファーをいただいております。 |
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■事前調査を重視しています
ご依頼後、弊社担当者が現地までお伺いして被害や現場の状況などを調査し、どのようにコーキングを進めていくか段取りを行います。必要に応 じてモニタリングの結果の提示および、モニタリングそのものの実施をお勧めしてから防虫コーキングを行う場合もございます。より効果の高い施 工を行うために、様々な提案をさせていただいております。 |
クリーンルーム内のコーキング |
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